佳ちゃんが主題歌を手がけた「Life 天国で君に逢えたら」を観ました。
今回はラジオが終わってから一人で近所の映画館に・・・。
9月1日だったので、料金が1000円ということもあり、席はほぼ満席。
ストーリーはみんな知ってると思いますが、
プロウインドサーファーの飯島夏樹さんと奥さんの寛子さんの物語を
お嬢さんの子夏さん(役)の語りで進めていきます。
人は必ず死にます。誰でも・・例外なく死んでいきます。
どのように生まれてくるかは自分で選んだり演出したりはできないけれど、
どのように死んでいくかは、ある程度は本人が選べるような気がします。
あがきながら死んでもいいし、腹くくって死を受け入れてもいい。
自分はどんな風に死んでいくのかな・・・と
考えるきっかけを与えてくれた映画でした。
簡単に「夏樹さんの生き方に感動した」と言えるほど素直でない私は、
誰だって、死を目前にしたら、「うろたえ、悩み、苦しみ、当たり散らし・・」
そして、「あきらめ、悟って・・」死んでいくのだろうと思います。
やはりどんなに充実した人生でも、たった一人で死んでいくのは
怖いもの・・そんなことを考えながらの映画でした。
ウインドサーフィンって、すごく迫力があって面白そうなスポーツですね!
映画の中でもすごいスピード感で、爽快感がこちらにも伝わってきました。
夏樹さんが優勝する場面で流れた「♪風の詩を聴かせて」、
まだ物語のさわりの部分なのに涙が出そうになりました。
ラストに夏樹さん達の写真がエンドロールで流れて、そしてもう一度
佳ちゃんの「♪風の詩を聴かせて」が・・
席を立つ人も3~4人いたけれど、ほとんどの人が曲が終わるまで
ずっと座っていました。満足~。
後半はあちこちですすり泣く音が聞こえて、私も・・・
でも一人だったので、必死で奥歯を食いしばって耐えました。
泣いてしまうと止めどなく涙が流れそうで・・。
この日はラジオ用にCD4枚と原稿の入ったファイルなどを持っていて
そのうえ文芸書、化粧ポーチが入ったバッグが重たかったのに、
立ち寄ったクリーニング店で景品のめんつゆを5本も貰い、
「エクレ」という本日創刊の重たい女性誌を買ってしまったので
メチャメチャ重たい帰り道になりました・・・。
ただ、映画が「死んでいった飯島夏樹さん」の物語だったのに
なぜかしみじみと笑顔が浮かぶような映画でしたよ。