ためらいがちな真珠あるいは虹の橋のタラ

「千住家にストラディヴァリウスが来た日」 千住文子 著



ヴァイオリンの名器ストラディヴァリウス。
クラシック通でなくても名前だけは知っていると思います。
そのストラディヴァリウスが300年の眠りから覚め、
天才ヴァイオリニスト千住真理子さんの元に、運命に導かれてやってきます。
その一部始終をお母様の千住文子さんが本に書かれたものです。
「決して裕福ではない」と言いながら、真理子さんのお父様は大学教授、
二人の兄は画家と作曲家、母方の祖父母は若い頃(たぶん戦前)に
ヨーロッパを旅行。
私からしたら「雲の上の人々」なのでしょうが、それがちっとも嫌味に感じない。
それは、お父様の「近道やずるいことをするな」という教育方針が、
我が父の言っていたことと全く同じだからかもしれません。

運命としか言いようのない、真理子さんとストラディヴァリウスの出会い。
その幻の名器を手に入れるため、千住家は一つになって奮闘します。
ラスト、最終手続きが終わって晴れてストラディヴァリウスが千住家の
一員となった瞬間、こちらまで感激で号泣しそうになりました。
[PR]
by anuenue_tara | 2008-07-13 21:27 | IMPRESSION☆感動
<< 雷のあと・・・ キャラメルボックス >>