ためらいがちな真珠あるいは虹の橋のタラ

「薔薇とサムライ」

梅田芸術劇場メインホールで13日まで上演中 劇団新感線「薔薇とサムライ」を観てきた。

なんとその日は2回公演をやっていて、私は12時半からのものを観たのだが、
あれだけハードな公演(1回3時間40分)を1日2回やるとは、凄い!
毎日焼き肉でも食べなきゃやっていけないのでは~?と心配してしう。

その「薔薇とサムライ」
まずは会場に入ると、まるでロックライブの会場のようなセット。
舞台の左右の上に生バンド(もちろんロックの)が入ってる。
ノースリーブのTシャツに革パンツ・・みたいな、そんなファッションの人たちが
薄暗い舞台上で最後の音あわせなんかをしている。

中央奥はスクリーンになっていて、そこに背景がアニメのように映し出される。
時には海賊船が暴れる大海原だったり、時には国王の住むお城だったり、
スクリーンを駆使した場面転換も面白かった。
たとえば、お城が遠くにあって、そのお城の窓がずーっとアップになって
パッと窓のカーテンが開くと、舞台はお城の中に早変わり~
ほんとうにアニメを見ているようだった。

さて、ストーリー、
弱気を助け、強きをくじく女海賊 アンヌ・ザ・トルネードが主人公。
舞台は17世紀ヨーロッパの小さな王国コルドニア。
国王が亡くなってから権力を欲しいままにしているのが大宰相のラーカムとその娘マローネ。
強欲な海賊と手を組んで盗んだものをピンハネしているという悪者。
そんな国を救おうと、国王の血を引くと思われる女海賊アンヌを城に連れてきたのが、
将軍のガファスと妻のエリザベッタ。
海賊アンヌは一夜のうちにコルドニアの女王になる。
何故なら、その瞳には亡き国王と同じ金色の輪があったから・・・
それは誰もが納得せざるを得ない証拠になったのだ。

ところが、女王になると大変。隣接するほかの国と協力して、
問題になっている海賊退治をしなければならなくなり、
アンヌは元の仲間との板挟みになるものの、国の平和のため、
断腸の思いで海賊達と戦い勝利する。

しかしその後には、どんでん返しに継ぐどんでん返しがあり・・・
という新感線ならではの結末。

天海祐希がとにかく格好いい!さすが元タカラジェンヌ。しかも月組男役トップスター。
さらにさらに歴代最短期間でトップスターになったという、
華と実力を兼ね備えた天海祐希。
私は現役時代の天海祐希を知らないが、宝塚さながらの格好良さにため息が出そうだった。
なにしろ手足が長い、口調はべらんめぇ調、なのに美しい・・
天海祐希を見ているだけで満足しそう。

そして、力の抜けた石川五右衛門役の古田新太は、今回も愛すべきヒーロー。
そのほか、石川五右衛門をつけねらう(ストーカー?)スペイン生まれの日本人に、
山本太郎・・一人だけ浮き上がった演技も計算のうちなのか?

権力者ラーカム役の藤木孝。
新感線のお芝居では珍しく上品な悪役で、存在感があった。
元タカラジェンヌの森奈みはるの体当たり演技にも嬉しくなった私。
弾け方は半端じゃないですよ。

そんな中、「この人に注目(ミーハー的注目)」は、神田沙也加の演技。
母親が偉大な松田聖子とあってしんどい面もあるだろうとは思うが、
歌唱力は母親譲り、演技力は神田家の血を引いて・・と、バランスの取れた女優さん。
まだイメージが固まっていないので、次回は全く別の感じの役で見てみたいと思った。
楽しみな女優さんでだと思う。

そんなこんなで、隅から隅まで紹介したいところだが、
それではこれから観る方の楽しみがなくなるので、これくらいにして、
最後にエンディングのお話。
幕開きからハードなロックサウンド、しかも生バンドの演奏・・ということで、
とてもエネルギッシュな今回の舞台だが、最後はそのエネルギーが頂点に達する。
演じる側も観る側も拳を突き上げてノリノリになるフィナーレ。
カーテンコールに残りたかったのだけど、エステの予約の時間が迫っていたので、
スタンディングしてみんなが拳を突き上げている中、そそくさと劇場を後にした。
その後の成り行きがとっても気になった。
きっとみんな踊りまくうたのだろうな~と思うと非常に残念な事をした。
3時間10分くらいで終わるだろうと思っていたのが3時間40分かかったのだ~。
お芝居を見るときには時間に余裕を持たなければ・・・(今回の教訓です)

072.gif072.gif072.gif
[PR]
by anuenue_tara | 2010-05-06 22:16 | IMPRESSION☆感動
<< ついにその時が・・・ 映画 「アリス・イン・ワンダー... >>