ためらいがちな真珠あるいは虹の橋のタラ

「ガブリエル・シャネル」

コメディミュージカル「ガブリエル・シャネル」
3月3日~28日まで 大阪松竹座で上演中
16日に観てきた。

ガブリエル・シャネルが生まれたのは19世紀の末、
女性達はまだ古い時代を生きていた。
少女時代を孤児院で過ごした彼女は、生きるためにお針子として働くうちに
帽子のデザインで頭角を現す。
そして恋人エチエンヌの援助を得て、1909年、パリに帽子店を開く。
その後、アーサー・カペルというイギリス人の資産家男性からの出資により、
新たに店を出し、女性の洋服をデザインするようになる。
それまでの女性はきついコルセットにロングスカートという、およそ働くには窮屈なファッションでだったが、
このころから女性が自分の仕事を持ち始め、
シャネルの活動的な洋服はパリに新しい風をおこす。

ところが、良き理解者、援助者、そして恋人でもあったアーサーが
自動車事故で死んでしまう。

深い悲しみを乗り越えて、シャネルは、友人のミシアという女性の影響で、
パリの社交界での交友関係を広げていく。
その友人達の中には、詩人のジャン・コクトー、作曲家のサティ、
画家のピカソなどたくさんの芸術家がいて、色々な影響を受けたり与えたりしていく。

その後、シャネルは店の従業員達のストがもとで、従業員全員を解雇して、
沈黙の15年と言われる時期に入る。
そして15年後、復活コレクションを発表、「シャネルの復活コレクションは
1930年代の亡霊」と酷評されてしまうが、そのシャネル・ファッションを
熱狂的に受け入れたのがアメリカの女性達。
アメリカの女性達が求めたのはビジネスの場面にもフォーマルな場面にも対応できる
合理的でシックなシャネルのファッションだったのだ。

19世紀に生まれ、20世紀にファッションの革命を起こしたガブリエル・シャネル、
いつも前に向かって歩き続けた女性、21世紀の現在も彼女のオーラは消えていない。

そんなシャネルの生涯を描いたのが、今回の「ガブリエル・シャネル」という作品。

私のイチオシの見どころは、主役・大地真央の演じる12歳のシャネル。
大地真央・・現在のお歳は・・大きな声では言えないが50歳を少し過ぎたところか?
その彼女が、お芝居の中盤、不幸な少女時代、12歳のシャネルも演じるのだが~~~
とっても可愛い。どこから見ても少女。
クルクルの巻き毛に、エプロンドレス、仕草もダンスも、ちょっと下品なしゃべり方も、
とってもナイス!お人形のようでだった。

そして、シャネルのお話なので、登場するファッションも洗練されていて、
大地真央が素敵に着こなしていた。女性にとってはそういうところも見逃せない。

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by anuenue_tara | 2010-03-18 18:53 | IMPRESSION☆感動
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